美しい和菓子

丹頂・・・白色の山芋で作ります。


砂糖を加えてきんとんを作り、白飽を芯に小判形を片寄せて絞り、つまんだ上に紅をつけ、鶴の巣ごもりを連想させたものです。


初雁・・・白のこなし皮で小豆飽を包み、径4.5ミリほどの平たい丸型に作り、表面に雁の型を押したもの。


高さは1cmほど。


冬籠・・・白い悪汁のない百合根を蒸し、裏ごしして砂糖を入れ、きんとんとし、小倉飴を包んで、茶巾絞りに仕上げたもの。


大正の平和時代に晩年を送られ、菓子も隆盛期でありましたから、好み菓子は自由に作れる時代でした。


雪の梅・・・白の求肥皮で紅餓を包み、取り粉代わりに上からごく細かい落雁粉を使用して、雪の中のほんのり紅い梅に見立てています。


まだティーバッグのような便利なお茶がなかった時代ですが、和菓子を作る想像力と技巧の力には驚かされますね。


春の道・・・青色と黄色のこなし製で、双方を同じ厚さに作り、ねて樟物に巻き、小口切にして使います。


秋の野・・・黄色と薄紫色で染分けにきんとんに仕上げたもの。


中には小豆の小倉飴を入れて、少し細高く作ります。


岩もる水・・・錆のある草色に染めて煮た葛を岩に、白い部分を水に見立てたもので、本葛を使用すると透明で、青味が涼しそうです。


法の袖・・・白、黄二枚重ねの外郎仕上げで、中に調味した味噌餓を入れ、四つ折にします。


柚味を薄くつけることもあります。


一味・・・両側を味噌松風とし、中央に黒羊蘂を挾んで作った樟物で、切って使用します。


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